子供が簡単に手作りできるように考えたゲルマニュウムラジオ
私こと”ラジオ少年”がお手伝いしている「子供会」で「ゲルマニュウムラジオ」を作ることになりました。
下の写真は、完成品で和歌山放送を受信しているところです。
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手のひらの握り具合で、受信周波数の調整をします。
つまり、最も音量が大きくなるように握り方を変えるわけです。
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全体ではこんな形になります。
アンテナはビニルコードを、4~5メーターつなぎました
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コイルの巻き数は、試行錯誤の結果90回に決めました。
最初はきれいに並べて巻いたのが良いと思ったのですが、塩ビパイプに並べて巻くのは意外と大変でした。
小さな子供には無理だと思いましたので、このような形になりましたが、
出来上がりを聞き比べてみるとこの形が最も高感度でした。
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最も単純なこの「鉱石ラジオ」で放送が聞こえるのは以下のような仕組みです。
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1、アンテナ線でラジオ放送の電波をつかまえます。
2、コイルとコイルを握る人の体と地面でラジオの電波に共振させます。
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3、つかまえた電波を「ゲルマニュウムダイオード」で検波して、
「クリスタルイヤホン」で聞きます。
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「アンテナコイルは、”ガラ巻”の方がQが大きい」
との意見が古くからあり、実際に「ハネカム巻」のコイルはQ値が大きいですが、
「インダクタンスが大で、キャパシタンスが小の回路がハイQである」のは事実ですので
そのことを図らずも実証した形になりました。
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写真のコイルは、0.5φのエナメル線を90回巻いていますが
70回くらいにすると、NHK徳島が混信もなく入感したのには正直驚きました。
夜間の電波伝搬の特殊な状況ではありましたが、共振回路の”Q”が高いことも
証明しています。
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接続は全て”巻き付け”
これなら、小さな子供でも30分もあれば作れます。
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90回の内、80回は上に重ねて巻き、残りの10回を画像のように巻いて
手のひらでの握り方を変えて、受信周波数の微調整を行います。
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