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再生検波式4球エリミネータ式受信機

昭和の初期、高島屋などの有名百貨店は自社ブランドのラジオを販売していました。
もちろんラジオを製作しているのはシャープなどの当時のトップメーカです。
高島屋ブランドのラジオ
高島屋マークのネームプレート
高島屋ラジオの真空管配置
製造メーカはシャープです
回路図
シャープのネームプレート

裏側の部品配置
フィラメントは暗いところで見ると明るく輝きます

バッテリーで動作する初期のラジオは電源を投入すると
1〜2秒で動作状態になりましたが
電灯線で動作する真空管は動作するまでに
数十秒かかります。

 UY-227のヒーター点灯
UY-227
検波-増幅用真空管

この真空管が登場したおかげで
ラジオは電灯線で動作するようになり
メンテの大変なバッテリーから
開放されました。

所謂”エリミネータ”の登場です
UY-227
電極の構造は上から覗くとよくわかります

  •  一番外側のメッシュが陽極の ”プレート”
  •  その内側に見えるのが制御格子の”グリッド”
  •  中心が電子を放出する陰極 ”カソード”

UY-227の電極構造

電灯線の交流でフィラメントを点灯していますが
構造的には従来のバッテリー用真空管と同じ
直熱型です

ただ一つ違うのはフィラメントを太くして
電圧を低く設計し、交流による
”ハム”雑音を低く押えた点です。


UX-226のヒーター点灯
UX-226

増幅用真空管

UX-226
電極配置は基本的に上の227と同じ3極真空管です。


UX-226の電極

電灯線の交流をバッテリーと同じ
直流に変換する真空管です

”エリミネータ”には必須の真空管です

KX-112-Bのヒーター点灯
KX-112-B

電源整流用真空管
KX-112-B
真空管のベースに刻印された
メーカ名と型名


KX-112-Bのソケット


再生式受信機の調整要領

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