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Western Electric Co.Ltd. の鉱石ラジオ

検波器に探り式の点接触形の鉱石検波器を使った鉱石ラジオです。


発売時期は不明ですが1922年頃の製品だと思います。


選局はコイルの回転によるインダクタンス変化によって共振周波数を変えて行います

直列に挿入されたコンデンサの容量によって大まかな周波数を切り替えます。

内部のコイルを180度回転することで
コイルの巻き数を切りかえるのと同じ効果を得られます。


鉱石検波器は点接触形の探り式です
安定度の悪いのが欠点ですが感度はこちらの方が優秀です
”鉱石”は最も感度の高い方鉛鉱です。

受信機の回路は下のように大変簡単なものですが、受信性能は優秀です。

日本で作られた鉱石ラジオは、同調に可変コンデンサ(バリコン)を使ったものが多いですが
アメリカのセットではこの例のようにコイルの巻き数を変えて選局する形のものが多いようです。