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"CROSLEY PUP" 1球グリッド検波 再生式受信機

CLOSLY PUP 本体写真


1925年の8月に
$9.75で発売された当時としては最も小さくて安価なラヂオです。

使用真空管は
WD-12
電源は乾電池です。

A電池 :1.5V乾電池
B電池 :45V乾電池

通常はイヤホンで放送を聞きますが、電波が強くて、静かな部屋ならラッパのスピーカをつないで大勢で聞くこともできます。
本体内部の構造

上に見えるのがフィラメントの明るさを調整する可変抵抗

左側な大きなコイルが
同調コイル

右端の四角いのが
可変コンデンサ
”バリコン”です

再生調整は真中に見える
小さなコイルを抜き差しして
同調コイルとの
間隔を変えて行います。

下の四角いのが
”グリッドコンデンサ”

部品は全部でこれだけです。
本体に表示された商標
本体に表示された商標

グリッドリーク(2メグオームの抵抗)と電源端子

部品としては唯一の固定抵抗器

一番上に見えるのは
部品としては唯一の
固定抵抗器
”グリッドリーク”

電源、イヤホン、
アンテナ、アースの
接続端子は
ご覧の通り背面に
配置されています。

WD-12

”WD-12"
”WD-12"は
乾電池を電源として
動作する真空管

フィラメント電圧:1.1V

プレート電圧:45V

1923年ごろ発売されました。

電極を覗いてみると
”WD-12"の内部拡大
真空管の中をのぞいてみると

真中がフィラメント(陰極)

コイル状のがコントロールゲリッド(制御格子)

外側がプレート(陽極)

排気口

”WD-12"の排気あと
真空管のトップには排気したあとがありますが、衝撃をあたえるとすぐに破損してしまいます。