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RCA MODEL AR-812 6球スーパーポータブル受信機

RADIOLA_AR812全体像
左右の大きなダイアルを同時に回して、受信する放送局を選びます。
電波の強い放送はダイアル目盛りの至る所で聞こえるので、遠くの局を探すのは大変です。
中央の小さな二つのツマミは真空管フィラメントの明るさを調整する可変抵抗器で、
音量調整とバッテリー節約の二つの目的があります。
name plate
RADIOLA_AR812 ネームプレート
中央のツマミを90度ひねって中身を引き出すと真空管が6本並んでいます。
真空管は乾電池で動作し、フィラメント電圧は 3.3V、60mAの規格です。
主要回路は真空管のソケットと一緒にブリキ缶の中に収納され、樹脂で封入されています。
中身

左右の扉を開くと中はバッテリー収納スペースです。
説明文
RADIOLA_AR812 説明文
回路図
RADIOLA_AR812 回路図
ブリキ缶の中の配線は0.1mmφくらいの細い細いエナメル線が多く、温度変化による膨張収縮などの影響で
度々断線してしまいます。
修理は先ず封入された樹脂(松ヤニが主)をコンロでゆっくりと加熱して流し出すことから始まります。

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